女性の場合
<女性の要因>頚管因子障害
妊娠しにくい原因が女性側にある場合、
考えられるひとつの要因として挙げられるのが【頚管因子障害】です。
これはどういう障害かというと、排卵直前から排卵にかけて、
女性の頚質細胞から分泌される粘液に問題があるとされています。
この粘液とは、本来、精子が膣から子宮内へ移動するときに増加し、
精子がその中を泳ぐことによって子宮内へたどり着くため必要となるもの。
この粘液の量が不足していたり、性状不良があったり、
また抗精子抗体が存在していたりすると、元気な精子が子宮内に入れなくなり、
妊娠することが難しくなってしまいます。
また、本人に自覚症状がないままクラミジアに感染していたりすると、
頸管粘液が異常に少なかったり、まったくなくなって精子が子宮へ到達できなくなるそうです。
治療としては、頸管粘液を増やすためのホルモン療法や
クラミジアなどの細菌による場合は抗生物質の投与などが行われます。
<女性の要因>子宮着床障害
【子宮着床障害】も、不妊の要因のひとつ。
通常、女性の卵管で受精した受精卵は子宮の内膜に着床して、胎児へと成長していきます。
赤ちゃんが育っていく場所は子宮以外にないのですが、
何らかの原因で受精卵が子宮内に着床できないことがあります。
これが【子宮着床障害】です。
着床障害が起こる原因としては、
ホルモンバランスの乱れや子宮内膜症などの可能性がありますが、
はっきりとした原因はまだ特定されていないそうです。
近年では医療が発達して、排卵や受精についてはかなり克服できるそうなんですが、
子宮の着床障害については医療で手助けできることがないらしいです…。
現段階の医療の限界なんでしょうか。
せめてホルモンバランスの乱れを整えて、妊娠しやすい体づくりを目指したいですね。
<女性の要因>排卵障害
【排卵障害】も不妊の要因となります。
正常の場合の排卵は、月経開始から14日目頃に卵巣から卵子が飛び出します。
しかし卵子の発育が不十分だと順調に起こらなくなり、排卵障害となっていきます。
これが重症になると全く排卵が起こらなくなり、「無排卵症」と呼ばれる状態となります。
排卵障害の原因は、40歳未満でも月経が止まってしまう「早発閉経」や、
「多嚢胞性卵巣症候群」という病気の可能性も。
なかなか排卵しないと月経が不順になったり、
月経以外の出血が起きたり、月経が止まってしまいます。
排卵障害が長引くとどうしても妊娠しづらくなるので、
排卵誘発法など早めの対策を取りたいですね。